陽山は有名な中国水蜜桃の郷であり、陽山水蜜桃基地は全国農業標準化モデル区であり、陽山水蜜桃の栽培歴史は古く、国内外に知られている。陽山の恵まれた自然気候条件に加え、科学的に精緻で、標準化された栽培管理により、陽山水蜜桃は果実が大きく色が美しく、香りが強く、皮が薄く肉が細く、汁が多く味が甘く、風味が独特な特徴を持ち、上海・寧線の各大中都市に売れ、香港・マカオ及び東南アジア地域に輸出されている。
陽山水蜜桃には20種類以上の品種があり、全溶質と半溶質の2つのタイプがあり、全溶質の品種は雨花露、銀花露、白鳳、陽山蜜露、白花などの品種を代表とし、鮮桃が十分に成熟すると、香りが強く、桃肉は柔らかくて汁が多く、皮はむきやすく、糖度が高く、酸度が低く、風味がよく、その欠点は貯蔵輸送に耐えられず、棚期が短いことである。貯蔵輸送に耐えられない特徴を克服するために、近年、貯蔵輸送に耐えられる半溶質水蜜桃品種を選択育成、普及させ、糖度が低く、風味がよく、汁は溶質水蜜桃より少なく、硬熟期と棚期の時間が少なく、代表品種は新白鳳、朝日、陽山紅花、晩湖景である。陽山水蜜桃果は頂平または微凹で、核をくっつけたり離れたりしない。北方品種の群果はトップまたは微禿で、十分に成熟すると、皮がはがれにくく、汁が少なく、桃の肉は硬く、酸性度が高く、核から離れた品種が少なくない。